前回のブラクロ
シャーロット団長とグレイ回。
団長VS団長
はじまる、団長たちによる団体戦。
その様子は魔道具によってクローバー王国中に配信されます。
団長たちの修業であり、団長たちの強さを魅せることで国民たちに安心感を与える。2つの意味を持つ企画です。
ルールは王撰騎士団(ロイヤルナイツ)選抜試験と同じで、チームで自分のクリスタルを守りつつ相手のクリスタルを破壊するというもの。
チームは
黒の暴牛 ヤミ・スケヒロ
翠緑の蟷螂 ジャック・ザリッパー
銀翼の大鷲 ノゼル・シルヴァ
紫苑の鯱 カイゼル・グランボルカ
金色の夜明け ウィリアム・ヴァンジャンス
碧の野薔薇 シャーロット・ローズレイ
珊瑚の孔雀 ドロシー・アンズワース
紅蓮の獅子王 フエゴレオン・ヴァーミリオン
という形に分かれました。
なお、バトルの制限時間は30分。リルは今回不参加です。
大乱闘
開幕から発動する、ヴァンジャンス団長による「世界樹魔法」。
巨大な木を操るだけではなく、魔力を吸うこともできる魔法ですね。
ヤミ「いきなりかよ!」
身体能力が高く斬撃を扱えるヤミ団長とジャック団長は、「世界樹魔法」の根をさばけますが、ヤミ団長の腕をシャーロット団長の「荊魔法」がとらえました。
団長の中ではやや劣って見えがちですが、やはり団長は団長。
実はけっこう身体能力・魔法操作のセンスも高いみたいです。
シャルラだった時の(転生魔法時)記憶もあるみたいですし。
ノゼル&カイゼル
団長たちの大乱闘が始まり、ノゼル団長の飛ばした岩を夢の世界に送り込んでふせぐドロシー団長。
水銀魔法は水銀の操作で物質を投げられて、夢魔法も現実世界で防御に使える――団長クラスは魔法の使い方が上手ですね。
フエゴ「やはり一筋縄ではいかないか」
ヴァンジャンス「そのようだね」
と強者の風格を出す2人。
ヴァンジャンス団長、転生魔法・エルフ騒動の一件の原因の1つでもあるため、ここでちゃんとほかの団長とコミュニケーションをとっている姿が描かれるのは嬉しいものですね。
そもそも、ヤミ団長と比べてあまり他の団長と絡んでないんですよね、ヴァンジャンス団長。
ジャック「久々に楽しめそうじゃねーか」
と、ツッコんでいくジャック団長と、ヤミ団長。
なんだかんだ仲のいい(?)2人。
ノゼル「おいまて……異邦人と平民めが」
ヴァンジャンス団長チームに反し、ヤミ団長チームは連携がいまいち。
ノゼル団長は仕方なくカイゼル団長と共にクリスタルの防御にまわりますが……魔法の性質を考えると、結局これがベストな役割分担ですね。
カイゼル団長のリベンジ
ジャック「罠だろうがなんだろーが」
誘い込まれていると知りつつも突撃し、森の中へ入っていくジャック団長。
一方ノゼル団長&カイゼル団長は、炎魔法のフエゴレオン団長と激突。水銀の雨は炎で焼かれても、水銀の粒がすぐさま変形し次の攻撃に移ります。
魔法の応用力が凄すぎる!!
カイゼル「あの時のリベンジを今ここで」
カイゼル団長はエルフ転生時に、エルフの魔力をもってしてもフエゴレオン団長に負けています。
カイゼル団長の「渦魔法」は、渦で相手の魔法を流し飛ばす強力な魔法ですが、それを攻略できるフエゴレオン団長は団長の中でも特別知略と戦闘のセンスに長けています。
しかも、精霊付きで魔力も高いです。
ノゼル団長の水銀魔法に対しても、溶かせるので有利。
しかし、ノゼル団長も魔力操作に長けた凄腕。防御しつつの反撃で応戦していきました。
幻惑の界(グラマーワールド)の特性
ヤミ団長は森に誘い込まれるも、その森を吹き飛ばします。
しかし、世界樹魔法が再び襲い掛かり――暴れ狂う木のかわしながら避けるヤミ団長のそばに、いきなりドロシー団長は現れました。そして、ヤミ団長は「夢魔法」により、夢の世界へ飛ばされてしまいました。
ジャック「ヤミーーーー!?」
ドロシー「ようこそ、夢魔法幻惑の界(グラマーワールド)へ」
幻惑の界(グラマーワールド)は、
・相手の想像したものを具現化させる
・いるだけで眠くなる
という強力な魔法。くわえて、幻惑の界の外でも「防御」「ワープのような移動」まで出来るとか、夢魔法はチートですね。
ヤミ団長はそれを知っていたので、温泉や酒を想像しますが、
ドロシー「私がイメージできないものはだせないって」
ドロシー団長の知っているもの以外は具現化だせない、という制約があったようです。
次に出口を想像しますが、ドロシー団長もエルフ時の戦いから学び、出口を想像の上書きで封殺。
ドロシー団長はもう1人のヤミ団長を出し、ヤミVSヤミの戦いへ。
ノゼル&カイゼルVSフエゴレオン
ヤミ団長がいなくなった中、ヴァンジャンス団長&シャーロット団長の攻撃により、防戦一方となるジャック団長。
ジャック団長の「裂断魔法」は斬ることに特化した魔法であるがゆえに、近接では無類の強さを誇るわけですが。
「世界樹魔法」「荊魔法」の組み合わせも強力で、しかも手数・遠距離攻撃を兼ねそろえた魔法なので、防戦一方になるのもうなずけるというもの。
一方フエゴレオン団長は、水銀魔法の檻に囲まれていました。
炎魔法は水銀魔法に有利ですが、水銀の檻をさらに渦魔法で囲うことで、炎が流されていました。
しかし、フエゴレオン団長は膨大な熱を発しました。
ノゼル「炎は届かずとも、熱は届く。だが一体、奴はどれほどの高熱を……」
熱で水銀の檻&渦魔法を攻略し、発生した水蒸気に紛れつつ、サラマンダーをおとりに魔力感知も突破。そのまま一気に肉薄。近接攻撃でカイゼル団長をしずめます。
この上さらに肉弾戦まで強いフエゴレオン団長、すげぇ!!
ジャック団長も突破され、ノゼル団長VSヴァンジャンス団長・シャーロット団長・フエゴレオン団長という流れへ。
空中移動もできるノゼル団長ですが、これでは逃げ続けるはめに。
しかし再び立ち上がるカイゼル団長。
ヴァンジャンス「まだあらがう余力があるか」
ノゼル「さんざんへらず口を叩いておいて、この程度か元平民!」
ノゼル団長にいわれ、サラマンダーの炎を切断するジャック団長。
ヤミ団長はやはり凄い
一方ヤミ団長は、ドロシー団長が生み出した大量の自分と応戦していました。
ヤミ「てめぇらは三角帽子嬢ちゃんがイメージした過去のオレだ」
※ドロシー団長は27歳、ヤミ団長の1個下です。
ヤミ「俺はもうその先をいってんだよ!」
ヤミ「魅せてやるよ。あの時限界をこえた俺の魔法を」
ノゼル団長・カイゼル団長・ジャック団長の複合魔法と、ヴァンジャンス団長・シャーロット団長・フエゴレオン団長が激突。ひとりでも団長クラス3人を相手にできそうなフエゴレオン団長の圧倒的な強さ。
フエゴレオン「見ているな団員よ! 紅蓮の獅子王団の炎に燃やせぬものはない!!」
しかしそこで、ヤミ団長による言霊悪魔を斬ったマナゾーン「闇纏・次元斬り 彼岸」が炸裂。超長距離射程の斬撃により、広い夢魔法の空間が切断されました。
そのまま2チームのクリスタルもまとめて斬ってしまい、勝負は引き分けとなるのでした。
というわけで、団長たちの凄い戦いをみて、
・国民→団長たちの強さに安心する
・団員→気合が入る
と、ユリウス魔法帝の企画は成功したのでした。
さすが団長、やはり強いです。
魔力だけではない、圧倒的な戦いのセンス。
そして、連携。
エルフにも勝てるわけですね。
ヤミ団長はあの夢魔法を正面から突破できるので、団長の中でも別格なイメージがありますが、フエゴレオン団長も強いです。
なにがやばいって、スピリットダイブもマナゾーンも使ってないのに、どっちも使えるユノをはるかに凌駕していそうなところですね。
まだまだ強くなれますよフエゴレオン団長は。
そして、その一歩先をいきそうなアネゴレオン。
やっぱり団長勢は凄い。ただ、ヤミ・アネゴレオン・フエゴレオンはその中でも別格な感じですね。
今後の展開も思うと、ここで団長の強さ、とくにヴァンジャンス団長の強さを魅せておくのはうまい展開でした。
あと、今回は作画が凄かったですね。