前回のブラクロ
ラデス復活。
アスタ、関節技とチャーミーパイセンの飯で説得し共闘へ。
三大王家
クローバー王国魔法騎士団の最強の団とされている「金色の夜明け」団は、王族であるミモザちゃん以外がエルフに乗っ取られていました。
ランギルス・ヴォードに転生したエルフ「ラトリ」を中心に、金色メンバーを乗っ取ったエルフたちは王城へ攻め込みます。
王城には、三大王家の居住区があります。
・キーラ家
クローバー王国国王など
・シルヴァ家
ノエルとその兄姉など
・ヴァーミリオン家
フエゴレオンとその姉弟、いとこにあたるミモザちゃんなど
なお、ミモザちゃんとノエルもいとこ同士です。
キーラ家、国王の居住区では、ヴォード家の長がランギルスの反乱は間違いだと王に説明していました。
王はご立腹。
その場には、ヴォード家次期当主の許嫁であるフィーネスさんもいました。
王城騎士隊
そんな王城の入り口には、ラトリたちと王城騎士隊が向かい合っていました。
王城騎士隊は王城を護るための部隊であり、魔法騎士団とは別に存在する組織です。
魔法騎士団はクローバー王国を護るために存在する、ユリウス魔法帝をトップにした組織です。
クローバー王国には、魔法騎士団以外にも勢力があるのです。
「いくら魔法騎士であっても、許可なく立ち入ることは絶対にならん」
と言う王城騎士隊ですが、ラトリたちは強行突破します。
ラトリ「それはお前らが勝手に決めたルールだろ」
ラトリたちは4つにわかれ、各王家の居住区へ移動。残る1組は王城騎士隊を壊滅させます。
そこへ、ヤミ団長とフィンラルが到着しました。
ジャック団長

敵はエルフが4人。
さすがのヤミ団長も、みねうちでは対処しきれません。
そこへ、地面を斬り裂く魔法が飛び込んできました。
ジャック「ったく、どいつもこいつも体乗っ取られやがってよぉ」
「翠緑の蟷螂」団長ジャック・ザリッパーです。
ちなみにはジャックは28歳、ヤミ団長と同い年です。
ジャック「やっぱ一番裂きがいがあるやつがくんのは、ここだよなぁ」
ヤミ「よりにもよって援軍がこの奇人ですか。でもま、敵になってねーだけよかったぜ縦長野郎ーー!!」
張り合ってばかりのようで、信頼もしているヤミ団長とジャック団長。
ジャック団長の裂断魔法を、敵のエルフは硬化で防ぎます。
ヤミ団長も格上の魔力を持つエルフたちに苦戦しますが……。
ジャック団長の刃は、戦闘中に何度も斬りながら、相手の魔法にあわせて刃の魔法の性質を変化させていくというもの。
何度も放つうちに、ついにジャック団長の斬撃が敵を倒しました。
そして、驚いた別のエルフに
「油断した人みっけ」
と、ヤミ団長のみねうちが炸裂。
フィンラルも動きに目が慣れてきて、2人の団長を空間魔法でサポート。
サポートに関しては一級品のフィンラル。
3人の連携で、4人のエルフを倒します。
ジャック「このオレをサポートするとは、なかなかやるじゃねーかテメー」
と、ジャック団長も認めるフィンラルのサポート力。
シルヴァ家
一方シルヴァ家では、「金色の夜明け団」団員レトゥア・ベクトルの体を乗っ取ったエルフ「キヴン」が、次々と貴族や使用人を殺していきます。
ついに、死者までが出てしまいました。
※ちょっと前に、ラトリが人をえぐっていましたので、あっちが最初の死者かも?
シルヴァ家の奥では、ノエルの姉ネブラと、兄ソリドがいました。
ソリド「ノエルのヤロウ、ぜってぇゆるさねぇからな~~」
ネブラ「ノエルに負けるなんて、情けないわねぇソリド。ま、油断してたんでしょうけど」
と、見下していた落ちこぼれの妹に負けて、イライラ中のソリド。
この期に及んで、まだノエルを下に見ています。
そこへ突入してくるキヴン。
王族としてのプライドが高いソリドは腹を立て、
キヴン「この魔力。有力な王族ね。穢れた一族の末裔、あなたたちを殺しに来たのよ」

そして、エルフであるキヴンの魔力量に冷や汗をかきます。
ネブラ「王族に対する口の利き方がなってないわね」
エルフの憎む王族の象徴みたいな2人。
とはいえ、2人からしたらキヴンは突然に家に入ってきた族です。
キヴン
ネブラ「もてあそんであげるわ!」
ネブラは霧魔法で、分身をつくる×霧で本体を隠す、という戦法に出ます。
「人間らしい卑怯な魔法」と、吐き捨てるキヴン。
キヴンの羅針盤魔法は、針で本体の居場所を示し、そのまま針を飛ばしあっさりとネブラを突き刺しました。
殺戮の場と化した王城へ、さらにリヒトたちも浮遊ダンジョンごと接近中。
けれど、先に到着したのはノゼルたちでした。
ゾラ「お久しぶりだなイカレ団長」
ヤミ「君誰だっけ」
という、つかの間のギャグ。
ヤミ「おせーんだよバカヤローが」
けれど、ヤミ団長は本当はゾラの入団をずっと待っていました。
仲間と合流したヤミ団長。
一同は3つにわかれ、王城内のエルフと戦うため動きます。
ノエル、ノゼルはゾラと共に自分の家であるシルヴァ家へ。
しかし、ゾラは自分の戦い方があるため、単独行動へ。

プライドの高いノゼルですが、ノゼルはちゃんと実力者のことを認めます。
ゾラの単独行動を黙認しました。
ミモザちゃんと兄のキルシュは、自分の家であるヴァーミリオン家へ。
そして、ヤミ・ジャック・フィンラルの3人は王のいるキーラ家へ。
ノエルとノゼル
ノゼルは緻密な魔力コントロールでエルフを倒しながら、一番強い奴をつぶしに行きます。
ソリドは、強い魔力に乱され自分の魔法をうまくコントロールできずにいました。
ソリド「こんなこと、あるわけねぇ。オレは王族だぞ~~」
キヴン「哀れね。死んでいいわ」
絶体絶命の中、ノゼルとノエルが飛び込んできます。
ノエルはマナスキンを発動し、魔法をキヴンに放ちました。
魔力コントロールの乱された相手に、見下していたはずの妹が魔法を放ってみせた。
その事実を目の当たりにするソリド。
しかし、キヴンの羅針盤魔法は、魔法を狂わせる力もあります。
ノエルの魔法の軌道を変え、かわしました。
ネブラ(ノエルがあんなとてつもない魔法を。でも、それも通用しなかった)

瀕死の中、ついにノエルを認めたネブラ。
ネブラは自分が足手まといなことを理解し、せめて霧に紛れて退避しようとします。
キヴン「逃がさないわ。羅針盤魔法 狂おしい羅針乱世界(アナザー・アトラス)」
しかし、キヴンはあたりを自分の魔法で包みます。
ノエル、戦う決意

キヴン「この魔法は、空間のマナを強制的にかき乱す。どれだけ強力な魔力があっても、あなたたちの魔法はもう当たらないわ」
その魔法はノゼルたちの魔力コントロールをかきみだし、
キヴン「そして、私の魔法は必ず当たる」
逆にキヴンの飛ばす針は必中になる。
一撃をくらってしまうノゼル。
ピンチの中でもノエルはあきらめませんでした。
それを見たノゼルは、ノエルと共に戦うことに。
ノゼル「王族シルヴァ家の力、見せつけるぞノエル」
今回のポイント
・三大王家はキーラ家、シルヴァ家、ヴァーミリオン家
・国王はキーラ家
・ヴォード家はランギルスをかばおうとしている
・ランギルスはラトリに乗っ取られ中
また、ジャック団長の魔法やレブチの鎖魔法のように、格上にも通用する魔法が多数存在します。
さらに、フィンラルのようにサポートが強い者も多数存在。

相性や連携でも格上を倒せるのがブラクロです。
今回は、そんなブラクロの強さバランスや集団戦闘の描き方のうまさが感じられる回でした。