前回のブラクロ
アスタたち、ハート王国と共に修業をすることに。
今回から、原作ではカットされた半年間の修業をアニオリで展開していくことになります。
王都復興中
エルフたちとの戦いによりボロボロとなった王都は、現在復興中。
民たちにはすべて「白夜の魔眼」の仕業として伝えられています。
いまだ不安を抱える国民のため、魔法騎士団は広場にて演説をすることに。
「ヴァンジャンス様!」「魔法騎士の誇りだ!」
英雄とされているヴァンジャンスの登場に、盛り上がる国民。
「ノゼル様、相変わらず素敵な前髪」
ノゼル兄様の独特な前髪も、クローバー王国民には好評なようです。
リル「あのお姉さん、どこにいっちゃったんだろう」
そんな中、広場の壇上に上がりつつも、エルフに乗っ取られていた自分を倒した美しい女性のことを想うリル。
正体はチャーミーパイセンなんですけどね。
なんだかんだ国民のために動いてはいる国王

魔法帝ユリウスは子供の姿になっているため、直属の部下であるオーヴェンが変装して登場。
喉を悪くしていることにして、喋りません。
盛り上がる広場に国王もやってきますが
「ワーオウサマダー」「スゲーカッケー」
と国民たちは棒読み。
相変わらず人望のない国王。
王「余の活躍と魔法騎士の活躍もあり――」
ユリウスがどうなっているかなど知らず、国民から求められていないとも知らず、演説を始める王。
王「クローバー王国の安全は余が保証する!」
国民の前で、神々しさしかない光魔法を披露する王様。
目立つことは目立つので、ある意味王様にふさわしい魔法です。
と、そこへヤミ団長とジャック団長が喧嘩しながら遅れて乱入。
シャーロット「遅刻してきたかと思えば」
ノゼル「時と場所を考えろ」
本当の英雄は「黒の暴牛」ですが、相も変わらずヤミ団長とジャック団長を野蛮だと思う国民たち。
王も乱入に怒りますが、そこはヴァンジャンス団長が丸く収めます。
実際はヴァンジャンス団長が戦犯ですが、人徳と話術はあるのでこういう時は活躍します。
こうして国民たちに対する演説は終わり、なぜか付き人にしているフッハを引き連れ、去っていく王様。
団長会議

その後。
各団長とユリウスはアスタ、ノエル、フィンラル、ミモザを招き団長会議を行います。
さらに、そこへ魔法議会のダムナティオも登場。
ヤミ「てめぇ、またウチの団員にいちゃもんつけようってんなら」
ユリウス「ヤミ。彼は私が呼んだんだ」
ユリウスが言うので、引き下がるヤミ団長。

団長会議の内容は、スペード王国の悪魔について。
ミモザたちは
・魔道階域
・悪魔と戦えるのは一域以上
・ロロペチカの呪いと悪魔メギキュラ
・侵略されているダイヤモンド王国
などについて話します。
ユリウス「スペード王国と悪魔に対抗すべく、なにをなすか」
クローバー王国は悪魔に対抗するため、ハート王国と協力し各団員を強化していくことに。
アスタの断罪は保留
そんな中、ヴァンジャンス団長はエルフ転生騒動の罪の意識から、団長の辞職を申し出ます。
シャーロット「それをいうなら、私も同罪だ」
と、シャーロット団長。
ヴァンジャンス団長を裁けば、ほかのエルフに乗っ取られた団員も裁かなければいけなくなります。
今は戦力が必要な時。
ヴァンジャンス団長の辞職は認められませんでした。
ユリウス「アスタくんの処分に関しては、スペード王国の件が片付いたあとで」
と、ユリウスはダムナティオにも認めさせ、ひとまずアスタ断罪は保留になりました。
上に立つものが国民のため身を削る

さらに、「影の王宮」で古代の宝を見つけてきたゲルドル元団長は、宝で金を稼ぎ国に尽くすこととして、罪を問われず。
加えて、今は国が大変な時と言うことで、団長の給料は半分に。
今の日本も見習ってほしい対応です。
ところが、ヤミ団長とジャック団長は「ふざけんな」と怒ります。
が、多数決で減給は決定。
ヤミ団長・ジャック団長は
ヤミ「おまえたちはいいよなー」
ジャック「もともと金持ってんだもんなー」
と王族組に絡むのでした。

そして、ヴァンジャンス団長は変わらず自分と接してくれるヤミ団長・ジャック団長に感謝し、クローバー王国のため尽くすことを再度決意しました。
というわけで、原作では描かれていなかった
・ヴァンジャンス団長の罪について
・スペード王国の悪魔を前にダムナティオがどうしているのか
という部分について触れられました。
ダムナティオはスペード王国の悪魔の存在を知り、アスタを戦力として認め断罪を保留にしました。
ダムナティオの目的はクローバー王国を悪魔から護ること。
敵が他国の強大な悪魔となれば、これは合理的な選択です。