ブラッククローバー第153話「選ばれし者たち」【感想コラム】

ブラッククローバー第153話「選ばれし者たち」【感想コラム】

前回のブラクロ。

アスタとユノ、改めて誓い合う。

ブラッククローバー第152話「明日(あした)へ!」【感想コラム】

ハート王国修業組の推薦

国中の復興が進む中、魔法帝ユリウスは強くあり続けるため団長会議を開きます。
今回の議題は、ハート王国での修業メンバー選抜。

ユリウス「修業をつけてくれる精霊守は5人。それぞれの精霊守が受け持てる人数には限りがある」

そこで、団長たちから推薦者を求めます。

ユリウス「誰かすすめたいものはいるかな?」

ヤミ「うちの団からはまずアスタとネロ。こいつらは推薦というより、向こうからのご指名だ」

言霊悪魔との戦いでも有効だった、アスタとネロの冥域の魔法。
通常の階域では測り切れない力を持つ冥域の魔法は、スペード王国とその悪魔との戦いでも切り札になりえます。

ヤミ「あとうちからはフィンラル、ラック、ノエルをいかせる」

サポートにおいて超優秀なフィンラルと、ハート王国の扱う術式との相性がいいラック、ノエル。
とくにノエルは母を殺した悪魔メギキュラとの因縁もあります。

そのことに関しては、心配そうなそぶりを見せるノゼルお兄様。

ドロシー「なんだかんだで妹想いなんだから~」

と、シスコンをいじるドロシー団長。

ミモザも貴重な戦力

ヴァンジャンス「我が金色の夜明け団からは、ミモザ・ヴァーミリオンを推薦します」

悪魔憑き――悪魔の力を有するスペード王国の者たちを相手にするので、回復魔法の使い手にして王族であるミモザちゃんも重要な戦力です。
なお、ユノに関しては本人に考えがあるらしいということで、断られたそうです。

フエゴレオン「紅蓮の獅子王団からは、レオポルド・ヴァーミリオンを推薦します」

フエゴレオン「レオの向上心は高く、先日も強魔地帯の火山で姉上、もといメレオレオナに特訓を志願していたほどです」

レオは向上心の強い男ですが、しかしフエゴレオン団長やアネゴレオンといった優秀すぎる兄・姉を持ち、迷っているところもあります。
フエゴレオンは、レオにその迷いを乗り越え成長してほしいと思っているのでした。

 

エルフ転生時の力を手に入れたい

シャーロット「1つ確認させていただきたいのですが、団長自らの志願も可能なのでしょうか」

ユリウス「個人的には君の様にエルフに転生されていた者がいくのも、面白い成果を生むのではないかと思っている」

シャーロット団長は、今もなお体に残るエルフ・シャルラの時の大きな力をもう一度手にしたいと考えていました。

そして、リルは変身(?)時のチャーミーに認められたくて、やはり自ら志願します。
残る団長たちは、自分たちだけで団員や自身を鍛えることに。

 

特別戦功受勲式

画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

会議が終わると、特別戦功受勲式がはじまります。
今回は国王参加とのことで、団長も全員出席です。

特別戦功受勲式の場には、国王のお気に入りのフッハ(セッケ)もいました。

瀕死の魔法帝を運んだソルや、「影の王宮」において回復魔道士として活躍したミモザちゃんも授与。
そして、対言霊悪魔戦で戦果を挙げたユノは、一級上級魔法騎士の称号を授与されました。

ミモザ(副団長のランギルスさんと同じ等級ですわ)

ユノのもらった星の数に、自分の団の累計星数を気にするリル。「水色の幻鹿」団は現在星取得数が最下位ですからね。

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レオとフエゴレオン

レオも授与されますが、

レオ「辞退させていただきます」

レオ「あの時兄上が現れなければ、団員は全滅していました」

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レオ「そんな未熟者が、受け取っていい称号ではありません!」

おのれの弱さを悔しく思うレオでしたが、その兄は

フエゴレオン「愚か者!」

フエゴレオン「なぜ皆がそこまでお前を守ろうとしたのか」

フエゴレオン「お前の雄姿に鼓舞され、お前の存在に希望を見出したからではないのか!」

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フエゴレオン「彼らは紅蓮の獅子王団の未来をお前に託したのだ!」

団員たちの想いと、レオへの期待を厳しくも熱い言葉でぶつけます。

レオ「このレオポルド・ヴァーミリオン! 称号に恥じぬよう、勝利へ導く獅子王になってみせます!」

より一層熱く燃えるレオでした。

フッハまさかの大出世

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そして。

下民でありながら大出世のユノを前に、国王も自身を救ったフッハを一級上級魔法騎士に推薦。
フッハはたまたま国王が落ちてきたところにいただけなので、焦りまくりますが――。

団長たちはしらけた雰囲気を出しつつも、拍手しました。
なんだかんだで運だけはいいフッハ。

国王が去った後は、魔法帝ユリウスはエルフ騒動時に尽力した者たちを、平等に一等級昇給させました。
さらに、ヤミ団長にも特例の勲章を授与。

ちゃんとみんなのことをみている魔法帝。

マグナの覚悟

アジトに戻ったヤミ団長は、アスタ、ノエル、フィンラル、ラックがハート王国の修業行きが決まったことを報告します。
そこで、ラックのライバルでありながらも差をつけられているマグナは、ヤミ団長に頭を下げました。

マグナ「俺もいかせてください!」

マグナ「あいつなんかよりもっともっと強くなって魅せますから!」

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ヤミ「もう団長会議で決まったんだわ。悪いな」

マグナ「行くなと言われても絶対にいきます!」

頭を下げ続けるマグナに対し、マグナの少ない魔力では死ぬ気でやらないとだめだと言います。
それでも、「やります!」と覚悟を魅せるマグナ。

そこでヤミ団長はユリウス魔法帝に掛け合うことを約束し、最後に言いました。

「ただ覚えとけよ。重要なのはどこで修業するかじゃねえ。どう修業するかだ。わかったか?」

マグナ「オス!」

というわけで、マグナもハート王国行きが決まったのでした。

ランギルスは

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画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

そのころは、ユノは大出世に浮かれることなく、魔法帝への道のりは長いけれど、いつか必ずなって見せると気合を入れます。

そんなユノの姿を、ランギルス副団長は見つめていました。

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今回熱かったフエゴレオン、それにアネゴレオンがジャケット絵にいるBD&DVD14巻が、11月27日に発売します。

https://twitter.com/bclover_PR/status/1322131138975072256

 

かっこいいです。

さて。

本来ならアスタとセクレもユノと同等か、それ以上に評価されるべきなのですが……。
魔法議会に目をつけられているという状況では、難しいんですよね。

今回の一等級昇給に2人も含まれているのか、怪しいところ。
そもそもセクレなんて、ヤミ団長がアジトに置いているだけみたいなところもありますからね。

ただ、アスタとセクレのことは団長たちが認めているわけですし、スペード王国戦後に改めて評価されればいいのかもしれません。

今回はマグナラックも含め、よい補完でした。

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